意識が壁を作る

先日、テレビで「TOKYOアスリート ブレイクスルーが始まった」という番組を見ました。

東京オリンピックでの活躍が期待されている選手たちが、これまで日本人では体格や身体能力の差で難しいと言われてきた壁を次々と超えているといった内容でした。

例えば、陸上の桐生選手や多田選手、卓球の伊藤選手や競泳の池江選手、体操の宮地選手などが取り上げられていました。

私は個人的に競泳をやっていたので池江選手の活躍は知っていましたが、その秘密が分析されており非常に興味を持ちました。

 

そして、最も驚いたのが体操の宮地選手。

勉強不足で正直今回の番組を見て初めて存在を知る方でした。

ただ、その内容はというと、体操界の中で技の難易度を示す指標の「I難度」というこれまでに無かった技を成功させたとのことでした。

宮地選手は大学院進学間もない選手とのことですが、大学時代もそこまで好成績を収めてこなかったようで、私のような素人からしたら「何故急に?」という疑問しかありませんでした。

そして、その理由が大学の卒論でブレットシュナイダーという技を卒論で取り上げ「技術を伝えるために言葉にする作業をしたことで、頭の中が整理された」ということでした。

実際の演技構成に加えたのは大学院進学後で、「2カ月程度で試合に使えるようになった」と急速に進歩したらしいのです。

 

当然、この結果は宮地選手の尋常ではない努力と挑戦する勇気があっての結果だと思いますが、意識の違いでこんなにも結果が変わるのかという衝撃と、スポーツの世界で大学卒業までに結果に繋がらなくとも成長の伸びしろは十分あるんだという事実を見せられて素直に驚きました。

いわゆる「壁」というものは自分の中の意識が作り出しており、フとした時にその意識が変われば結果も変わるんだなと分かっていたつもりでしたが、改めて気付かせてもらえました。

「壁」を作らないようにと意識してしまっていることがすでに意識してしまていることなので、今後自分自身の事業をしていく中でもそうですし、教育事業にも取り組む際はついつい個人的な意識を教えてしまいがちになるので、注意しようと思います。

 

iPhone

次の記事

Googleからの最新情報